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画像:NTT西日本チエネッタより

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はじめに

我が家は築48年の集合住宅です。建物への光ファイバーの導入はされていますが、共用部から宅内へは電話線を使用したもので、「ひかり」と謳いながらもいわゆるVDSL回線と呼ばれるものです。目下の悩みとしては通信速度が遅いことです。光サービス導入を目指し半年以上前からいろいろ模索をしてきたので、そのあたりをいまさらながらに綴っていこうと思います。

現在の高速インターネット回線

最近様々な高速インターネット回線がありますが、おおよそ以下のものが挙げられるでしょうか。
・光ファイバー(FTTH)
・光ファイバー(VDSL)
・CATVインターネット(一部事業者ではFTTHも開始)
・モバイル回線を使ったホームルーター(UQWiMAXやSOFTBANK Airなど)
・衛星インターネット(STARLinkなど)

光ファイバー(FTTH)

FTTH(Fiber To The Homeファイバー・トゥ・ザ・ホーム)は文字通り通信局舎から各戸の中まで光ファイバーで配線する方式のことです。戸建て住宅や小規模のアパートで個別に引き込む場合はこの方式となります。後述しますが従来のADSLサービスと比較して長距離における伝送損失が少なく、電気的なノイズを受けないことが利点です。また何より大幅な高速化が実現し、更なる高速化のための技術開発が日々行われています。
インターネットサービス以外にも従来のアナログ固定電話も利用できるサービスやテレビ放送の再送信サービスも提供されています。プロバイダー各社が乱立していますが、光ファイバー網のシェアはNTT東日本/西日本が圧倒的です。KDDIが次に敷設を進めています。局舎から電柱を経由してクロージャーと呼ばれる端子函をあらかじめ敷設しておき、加入申し込みごとに個別に光ファイバーの引き込みを行っています。

光ファイバー(VDSL)

VDSL(Very high speed Digital Subscriber Line、超高速ディジタル加入者線)の略で2001年11月に制定されたものです。最近はだいぶ数を減らしていますが、光サービスが普及しだす前は電話局と各戸を結ぶメタル線(電話線)を使ったADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line、非対称デジタル加入者線)というサービスが主流でした。ノイズの影響などを受けやすく電話局からの距離により通信速度に大きな差が出ていました。ちなみに日本では2025年1月31日にサービスが終了するらしいです。

VDSLはマンションやホテルなど棟内の既存の電話線に適した規格で、理論上は下り100Mbps/上り30~100Mbpsとなっています。

auひかりマンションタイプを例にとると、一言にマンション向け光サービスと言っても様々な種類があります。

・G     共用部までは光で途中からメタル線(電話線)を使用したVDSL方式下り664Mbps/上り166Mbps
・V     共用部までは光で途中からメタル線(電話線)を使用したVDSL方式下り100Mbps/上り100Mbps
・E     共用部から各戸まで新築時にLAN配線やスイッチが設置された物件(LAN配線方式)壁面にLANポートがある。通信速度は建物側の設備に依存
・F     共用部から各戸まで新築時に光ファイバーを配線した光配線方式で、壁面に光コンセントを取り付ける。通信速度は建物側の設備に依存
・ギガ    F契約と同じ方式で宅内まで光ファイバーを配線した光配線方式で、壁面に光コンセントを取り付ける。下り1Gbps/上り1Gbps
・ミニギガ  ギガと同じ工法であるが、3階建て以下で8戸以上マンションに適用下り1Gbps/上り1Gbps
・都市機構  Vと同じく共用部までは光で途中からメタル線(電話線)を使用したVDSL方式
・都市機構G DX-G 共用部までは光で途中からメタル線(電話線)を使用したVDSL方式下り664Mbps/上り166Mbps
・都市機構G DX Vと同じく共用部までは光で途中からメタル線(電話線)を使用したVDSL方式下り100Mbps/上り100Mbps

CATVインターネット

ケーブルテレビは元々難視聴対策で始まったもので受信状況の良い高台などで受信したテレビ放送の電波を同軸ケーブルで伝送することから始まりました。その後広域化により途中を光ファイバーで伝送し、加入者エリアの近くで光信号から同軸ケーブルによる電気信号に変換しテレビ配線として引き込みを行っていました。同軸ケーブルを使ってケーブルインターネットを行うにあたってDOCSIS Data Over Cable Service Interface Specifications(ドクシス)と呼ばれる規格により高速化が行われてきました。最近では自社の光ファイバ網を使ってFTTHによる光サービスも始まっています。

モバイル回線を使ったホームルーター

NTTドコモやau(KDDI)、ソフトバンクなどの大手携帯電話会社の回線を使うもので、モバイルルーターやホームルーターなどがあります。モバイルルーターは文字通り持ち運びながら使用することを前提にバッテリーを内蔵し小型・軽量化されています。一方のホームルーターについては宅内設置を想定しているため、バッテリーはありません。Wi-Fi以外に有線LANポートがあるのが特徴です。契約する携帯電話会社によってはホームルーターを登録した住所以外に移動させての使用が禁止されています。
携帯回線を使用している関係上、混雑により大きく通信速度が低下する影響を受けやすいです。また現在は4Gから5Gへの移行過渡期でもあるため、基地局から上位の通信局舎設備間でボトルネックが発生し通信速度が思いのほか出ないことがあります。

衛星インターネット

旧Twitterを買収してXに改名したイーロンマスクが運営するスペースX社が提供する衛星インターネットアクセスサービスであるスターリンクが注目されています。高度340Kmから1150Km程度の低軌道衛星を軌道上に無数に配置し、常に天空上に複数の衛星が高速で移動する形で配置されています。地上側ではユーザーが個別に衛星アンテナを用意しますが、自動的に衛星の位置を捕捉してを追尾しながらデータ伝送を確立します。日本ではコストコでアンテナと送受信機のセットが安価で購入できると話題になりました。
ほかにもAmazonが衛星インターネットサービスを計画しているようです。

投稿者 とむ

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