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久しぶりのエントリーです。昨年秋に発売されたソニーのワイヤレスノイズキャンセリングヘッドセットWH-1000XM4を購入しました。購入して3ヶ月になりますので簡単に機能の説明と私なりの使った感想などを述べたいと思います。
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ノイズキャンセリングがすごい
最大の売りとしてノイズキャンセリングが挙げられます。前世代機のWH-1000XM3よりも高音域のキャンセリング性能が向上しているそうです。WH-1000XM3を持っていた訳ではないのでわかりませんが、ノイズキャンセリングは強力です。
音質も大満足
私の再生デバイスはiPhoneのため、無線ハイレゾ規格のLDACに対応していませんが、DSEE-EXTREAMのアップスケーリング機能によりハイレゾ級で音楽を楽しむことができます。
ノイキャンをうまく使う
電車通勤に利用していますが、電車に乗っている間も静寂を味わえます。
初期状態のノイズキャンセリングを効かせた状態で道路を歩く際は車の音が聞こえなくなるので、注意が必要です。こういう時は、アダプティブサウンドコントロールを使います。アダプティブサウンドコントロールとは、接続したスマホの加速度センサーを使い行動シーンに合わせてあらかじめ設定しておいたノイズキャンセリングや外音取り込みを行います。
私は歩いている時は外音取り込みを最大に、止まっている時はノイズキャンセリングを最大にしています。また乗り物に乗って動いている場合も検知が可能なので、中間に設定しています。
このほかにもGPSによる位置情報から任意の場所に入るとあらかじめ設定したノイズキャンセリングや外音取り込みを行うことができます。
私は、乗り換え駅付近を登録していて、そのエリアに入ると外音取り込みが最大になるようにして乗り換え時のアナウンスをチェックできるようにセットしています。
アプリで細かい設定ができる
これらの操作はスマホのアプリ(Headphones Connect)で行うことができます。上記のアダプティブサウンドコントロールのほかに音質の設定(イコライザ)ができます。
Headphones Connectアプリの使い方は、スマホとヘッドフォンをBluetoothで接続した上でアプリを起動することができます。ほぼ直感で操作ができます。
また、電車に乗車中に急なアナウンスがあった場合などは右側のヘッドセットに手を当てると瞬時に周囲の音を聞くことができるクイックアテンションモードが起動します。右側のヘッドセットを指先でタッチジェスチャ操作することにより、音量の上げ下げや再生停止、曲送り曲戻しができます。
2台のデバイスに同時接続
2台のデバイスを繋いで使用することができる新マルチポイント機能が便利です。これは、iPhone11 Pro MaxとiPad Proで利用しています。WH-1000XM4の電源を入れるとあらかじめ設定しておいた2台のデバイスに自動的に接続できる機能です。iPadでYouTubeの動画視聴をしている際にiPhoneに電話がかかってきた際もYoutubeの再生を停止し、iPhoneの受話ボタンを押すだけで通話ができます。何気にこの機能が便利です。
有線と無線での比較
iPhoneとの有線接続をする場合はLightning-3.5mmステレオイヤホンジャックアダプタと3.5mm-3.5mmケーブルを用いて接続しています。
Bluetooth接続と比較のために購入してみましたが、僅かながらに有線の方がいいような気もしますが、Bluetooth接続との違いがほとんど分からない耳の持ち主の様なので、最近は利便性からBluetoothによる無線接続のみになっています。
利用している音楽配信サービスのAmazon MUSIC HDではUltra HD音質で楽曲の最大音質が24bit/192KHzまで提供されています。私の持っているiPhone11 Pro Maxではデバイスの性能が24bit/48KHzとなります。しかしBluetooth接続ではここまでの容量の伝送ができないため、ヘッドフォン本体側のDSEE EXTREAMによるハイレゾ音源級へのアップスケーリングは大変ありがたい機能です。
総評:価格は高めだけど買って満足
ちょっと高い買い物でしたが、ショッピングサイトのポイントの一部を利用して購入することができました。音質も良く各機能の実用性が高いので、なかなか満足のいく買い物となりました。夏は暑い、嵩張るなどの短所もありますが、大切に使っていきたいと思います。